アゼルバイジャン考察⑧【通貨マナトAZN】


こんにちは!大田です。

今日はアゼルバイジャンの通貨マナトについて、考察していきたいと思います。

皆さん、現在1マナトが何円なのかご存知でしょうか?

知りませんね。

はい。

正解は

・・・

・・・

・・・

64円です!!!!

きっと正解者は0でしょう。

それが高いのか安いのかもわからない。

僕もわかりません。

基準がないとわかりませんね。

ここ5年間の推移を見てみましよう。

AZNからJPYのグラフ

めっちゃ暴落してる!!!

要因を探っていきます。

ペッグ制から変動相場制に

アゼルバイジャンでは昨年12月21日外国為替市場において、ペッグ制(固定相場制の一つ)から変動相場制に移行したことが原因のようです。

アゼルバイジャンは、まだペッグ制(固定相場制の一つ)であった2015年2月23日、通貨切り下げによって

1マナト=152円 → 113円

に変更したばかりでした。

その後変動相場制に移行したことで、

1マナト=116円 → 78円

まで暴落したようです。

原因は11年ぶりの原油安

では、アゼルバイジャンがなぜ変動為替相場制に移行したのかというと

それは、11年ぶりの「原油安」が要因のようです。

実は2月時点でアゼルバイジャン政府はマナトを通貨ペグ制(固定相場制)から通貨バスケット制に移行していたそうです。

12月の米国の中央銀行であるFRBの利上げによって、これ以上の買い支えは無理だと判断し変動為替相場性に移行したようです。

為替変動への準備のための下げ?

国は『外貨準備』と言って、各国中央銀行が対外債務の返済(主には米ドル建て)や輸入代金の決済、為替変動の急変動を防ぎ貿易を円滑にするために一定の外貨を保有しています。

そして、この外貨準備が減少して不足する場合の対応策の対応策として

1.)外国の政府などに借金をして不足外貨を補う
2.)固定相場レートを下げて、自国の通貨を増やす
3.)固定相場制をやめて、変動相場制へ移行する

この3つの方法があるようです。

今回のアゼルバイジャンは2015年2月と12月の2回に分けて、上の2.)と3.)を行ったらしいです。

外貨準備を増やしたのですね。

そもそも外貨準備が減少している中で通貨安が進行していくと、ジワリジワリ国内では通貨安インフレになります。

そのまま通貨の価値がどんどん下がっていき、ジンバブエのように紙切れのようになる可能性も無きにしもあらずだそうです。

この急激な通貨安を防ぐ上で、中央銀行が外貨準備(米ドル)を用いて買い支えを行うことするらしいのですが

外貨準備を用いて為替介入をしても通貨安を食い止められなければ、単にこの外貨準備も減っていくことになります。

そして、外貨準備が減れば減るほどグローバル経済からは「オイオイ、あの国の経済大丈夫か?通貨の信用大丈夫か?」という信用不安が発生し、さらにはその国の「デフォルト危機」の状況繋がってくる、という最悪な状況になってきます。その国の国民生活は同様に最悪です。

これは悪魔で最悪のケースですが、可能性もなきにしもあらずの話です。

さて、アゼルバイジャンの場合、変動相場制に移行することで自国の外貨準備の増強と競争力を向上させる意図を持っているそうです。

アゼルバイジャンも同様ですが、元々は固定相場制でコントロールしていた国の自国通貨は実に脆弱な通貨が多いようです。

それまで脆弱な通貨から突如として「変動相場制(マーケットの意志でレートが決まる)」に移行するので、国内では相当な経済ダメージ(通貨安継続)になるらしいです。

また、11年ぶりの原油安と米国利上げには、東南アジアの国々も固定相場制の断念に追い詰めているようです。

行ってみないとわからない 

しかし、言ってみないと現地の様子はわかりません。

自分の目でアゼルバイジャンの現在を確かめて来ようと思います。

そして、海外からするとめちゃくちゃ安くなったと感じるので、ラッキーです!!

それでは、また明日!!

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